Fire PhoneはDynamic Perspective、Fireflyと、2つの特筆すべき機能がありました。

スマートフォン事業

Amazonと言えば、最も有名なのはECサイトです。
これは今や、ネットショッピングの分野では最も有名な存在であると言っても過言ではありません。
しかし、Amazonの事業はそれだけには止まりません。
AWSやkindleなど多方面に事業を展開し、数年前にはスマートフォン事業にも進出しました。
このページでは、そうした数ある事業の中でも特にスマートフォン事業に焦点を絞って掘り下げていきたいと思います。

 

Amazonのオリジナルスマートフォン「Fire Phone」

FirePhone

Amazonは20年以上の歴史を持つ企業で、これまでにECサイトやクラウドサービス、電子書籍といった様々な事業を展開してきましたが、スマートフォン事業とは縁がありませんでした。
しかし、2014年の6月18日に状況が一変します。
この日にシアトルのフリーモントシアターで行われたAmazonのCEOジェフ・べゾス主催のプレスイベントで、オリジナルスマートフォン「Fire Phone」を発表したのです。
これは各メディアで大きく取り上げられ、ユーザーからも正式な発売を心待ちにする声が数多く上がりました。
この日をもって、Kindle Fireで大きな成功納めたAmazonがスマートフォン事業へ本格進出することになりました。
発売は2014年の7月25日で、AT&Tの独占という形で販売が開始されました。

 

Fire Phoneの機能① 「Dynamic Perspective」

Fire Phoneにはいくつもの機能が搭載されていますが、その中でも特筆すべき機能が2つあります。
その内の1つが、3D表示システムの「Dynamic Perspective」です。
このシステムは、4台の光学カメラと赤外線カメラ、センサーとソフトウェアによって構成されており、端末の回転や画面を見ているユーザーの頭の傾きを検知し、その動きを追跡することで様々な操作を行うことができます。
具体的には、このシステムで以下の様なことが行えます。

  • Webページや電子書籍での自動スクロール
  • Amazon Musicでの音楽再生中の歌詞表示
  • Yelpなどのアプリでのレビュー表示
  • 端末の回転による設定画面やMayDayボタンなどの表示
  • Amazon Shoppingの商品の360度表示
  • 3D表示を生かした専用ゲーム
  • ホーム画面のカルーセルでのリアルタイムアップデート

 

Fire Phoneの機能② 「Firefly」

「Dynamic Perspective」と並んで特筆すべき機能が、この「Firefly」です。
これは、端末のカメラを向けた対象をAmazonのデータベース上で特定し、それがAmazonのオンラインショップにあるものであれば、
それを画面をタップすることでウィッシュリストに追加したり、購入したりできるという機能です。
「Amazon Dash」と「Googleゴーグル」を合わせたような機能と言えば分かりやすいかもしれません。
この機能は、端末の側面にある専用のボタンを押しながら対象にカメラを向けるだけで立ち上がり、Amazonで販売されている7000万店以上の商品を認識することができます。
また、この専用のボタンを音楽が流れている時に押すと、その曲の曲名を特定しAmazon Musicのウィッシュリストに追加したり、端末に楽曲をダウンロードしたりすることもできます。

 

2015年に販売終了

こうした独自の機能を持ったFire Phoneでしたが、その売れ行きは思わしくなく、発売当初199ドルだった価格は、2カ月後には0.99ドルにまで値下げされました。
そして、2015年の8月27日にはついに販売終了に至りました。
発売後約1年での販売終了は大きなニュースとなり、これをもってAmazonのスマートフォン事業はひとまず終焉を迎えることになりました。

 

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