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Amazonのロゴのデザインコンセプトに隠された創業の歴史に迫る

現在使用されているAmazonのロゴは2000年に作成されたもので、Amazonのロゴは「全ての商品を取り揃えている」「顧客を満足させる」という2つのメッセージを表したものとなっています。

ロゴの意味

 

企業にとって欠かせないのが社名です。
社名は企業にとっての名刺のようなもので、会社が成功するかどうかの1つの重要な要素になります。
そして、それと同じくらい重要なのがロゴです。
ロゴはその企業をアピールする看板のようなもので、これも社名と同様に会社の成功を左右する要素になります。
ではAmazonの場合には、ロゴにどんな意味が込められ、デザインにはどのようなコンセプトがあるのでしょうか。

 

元々の社名は「Amazon」ではなかった

Amazonの創業は1994年にまで遡りますが、創業当時の社名は現在のものではありませんでした。
ジェフ・ベゾズが設立したAmazonの前身となる会社は「Cadabra, Inc.」という社名でした。

 

しかし、この社名はほとんど使用されず、数か月後には「Amazon.com, Inc.」へと変更されました。
これは、ある弁護士がCadabraをCcadaver(死体)と聞き間違えたために、ジェフ・ベゾズが社名の変更を決断したと言われています。

 

では、何故「Amazon」が社名に選ばれたのかと言うと、これには2つの理由がありました。
1つ目は、アルファベット順に並べられた場合に「A」から始まる社名が一番上に表示されること。
そしてもう1つは、世界最大のオンラインストアを目指すというベゾズの目標と、世界最大の河川であるアマゾンのイメージが一致した事でした。
また、アマゾンという単語が「エキゾチックで変わった」イメージを持っているのも決め手の1つになったと言われています。

 

Amazonのロゴは1つではなかった

最近になってAmazonを知った人の多くは、現在使用されているロゴだけしか知らないはずです。
しかし、実際は現在のロゴに代わる前に使用されていたもう1つのロゴがあるのです。
ネットで画像検索をすればすぐに出てくるので、気になった方は検索していただければと思いますが、新旧の2つのロゴを並べてみると全く違っていることが分かります。
旧い方のロゴはアマゾン川を白と黒で表した比較的地味なものですが、現在のロゴはシンプルでありながらしっかりと印象に残るものになっています。

 

企業ロゴの重要性

企業ロゴはその企業のイメージを人々に認識させる上で、最も重要な役割を担っていると言っても言い過ぎではありません。
また、企業ロゴは自社の社会的な存在意義や企業理念を消費者に伝えるための象徴にもなり得るものです。
こうした重要性があるために、多くの企業が自社のロゴを制作しているのです。

 

現在のロゴの意味、そしてデザインのコンセプト

Amazonのロゴ

皆さんが見慣れている現在のAmazonのロゴは、「amazon.com(amazon部はボールド体)」の黒いサンセリフの文字の下に、
aからz に向かってオレンジ色の下向きの弧を描く矢印が重ねられたものになっています。
このロゴは2000年から使われ始めたもので、それ以前は上記の旧い方のロゴが使用されていました。
現在のロゴには、aからzまで、つまり全ての商品を取り揃えているという意味が込められています。
また、社名の下の笑っている口に見える部分のデザインには、「顧客を満足させる」というコンセプトが表れています。