AmazonやGoogleの音楽の無料サービスは無料で音楽を聴ける代わりに広告が流れます。

AmazonとGoogleが音楽を無料化

時代は常に変化しており、音楽はCDを買う時代からネット購入する時代になりました。
しかし、ネットで購入することさえ古い時代が訪れようとしています。
最先端の音楽事情は、無料配信という形態を実現させたのです。

 

AmazonやGoogleが音楽を無料化し、広告による売上を狙った事業戦略を展開しました。
これが莫大な成功を収めており、新しい形態のサービスが日本に訪れようとしています。
どのようなサービスなのか、市場規模がどこまで拡大しているのか見てみましょう。

 

 

音楽が無料で聴ける

音楽を楽しむ女性

音楽を無料で聴けると聞いたらほとんどの人が嬉しいと感じます。
現金を支払わずに音楽を楽しめるなら、それはとても素晴らしいことです。

 

ですが、これでは歌手や製作者へ利益が生まれずアーティストが生活苦になるでしょう。
まずはGoogleやAmazonがどのような仕組みで無料化しているのか紹介します。

 

Amazonであれば音声認識を搭載したAIアシスタントの「Alexa」が重要になります。
音楽の無料サービスはAlexaを所持している人だけが利用出来るのです。
仕組みは簡単で、無料で音楽を聴ける代わりに広告が流れるようになります。
つまり、Amazonやアーティストは広告費用によって利益を得る仕組みなのです。

 

Googleも同様のビジネスモデルになっており、「Google home」で音楽の無料サービスを利用出来ます。
好きな音楽を聴くのではなく、特定のジャンルをランダムに再生するような使い方になるのが特徴です。

 

どちらのサービスも一定の制限がありますが、音楽が無料で聴けるのはとても魅力的です。

 

 

無料音楽の可能性について

無料で音楽が聴けるAmazonとGoogleのサービスですが、どんな印象を持つでしょうか?
ほとんどの人が良いサービスだと感じる一方で、売上や市場規模はさほど大きく無い印象を持つかもしれません。

 

もしそのような印象を持っているのなら、それは大きな間違いです。
音楽を無料にして広告を配信するビジネスモデルは、莫大な市場規模となっているのです。

 

Google homeの音楽無料サービスでは、広告収入が約326憶ドルだと発表されました。
日本円で約3兆6000億円という巨大なマーケットは想像を超える衝撃となっています。
AmazonのAlexaが提供する音楽無料サービスでは、広告収入が約100憶ドルと言われており、まだまだ成長すると噂されているのです。
どちらも2018年の広告収入なので、2019年はさらに大きな数値を叩き出すでしょう。

 

音楽を無料で配信して広告を流すという、誰もが思い付きそうで実現させていなかったサービスはこんなにも魅力的だったのです。
今後も無料音楽サービスの形態に注目し、新しく参入する企業がいないか注目してみてください。
ちなみに2019年の5月時点では、Amazonの音楽無料サービスは米国でのみ展開されています。
日本で展開されるようになるまで、のんびりと待ちましょう。